2016年4月27日水曜日

悲しい感謝…

私ごとですが、大親友が2年前に癌を患い
この2年ずっと寄り添ってきました。

時には厳しく、
時には甘く…

そして、先日天国へ旅立っていきました。

彼女がいつも言ってくれた
私の存在がありがたい。
ずっとそばにいてほしい。

どんなに心細かっただろう。
どんなにつらかっただろう。

看護師としての知恵と技術を尽くして
彼女の在宅での闘病生活をサポートしてきました。

大学病院に勤めていたままだったらわからなかった
在宅のすばらしさ。
在宅ならではの知恵。

ほたる・ほたるきたに入ってたくさん学んだことを
彼女のお世話に活かすことができました。

今まで私に教えてくださった、ほたるやほたるきたの先輩ナース・同僚のみなさん。
そして、ご利用者様の目線でいろいろアドバイスをくださったご利用者様・ご家族のみなさん。
たくさんの方に支えられて今があるんだなぁ。

そう、あらためて感じました。

48歳でこの世を去るのはどんなに悔しかっただろう。
そんな思いを今までの彼女の優しさや思い出に感謝しながら
ご家族に混じって友人の私が死化粧や湯灌までさせてもらいました。
看護師・友達冥利に尽きるとはこのことです。

彼女のおかげで、ひとつ成長できたような気がします。

早過ぎる最期でしたが、
「どれだけ生きたか」ではなく、「どう生きたか」
と、喪主であるお父様がお話されていたのに同感でした。

私も、精一杯笑顔で生きよう。彼女の分まで。
とりあえず、彼女と長年通った郡上にこの夏踊りにいこうと思う。
きっと彼女も踊りにきていると思うから。

(訪問看護ステーションほたるきた 大橋)